カパネッレ競馬場でローマの休日

所用あってローマに行くこととなった。フリーになれる日が1日だけあり、ちょうど競馬開催日とあれば行くしかない。イタリアの競馬は経営難の影響で衰退の一途で、今年(2019年)からは遂にG1競走がなくなった。そんな最中の旅打ち。

ローマの競馬場はイタリアダービーが開催されるカパネッレ競馬場(Ippodromo Capannelle)であり、チャンピーノ空港の近くに位置する。市の中心部からはテルミニ駅から近郊電車に乗り次のCapannelle駅で下車して15分ほど歩くか、メトロA線でCinecitta駅で下車しバスに乗り換え789、654に乗れば正門まで行ける。私はメトロ+バスで行ったが、バスの車窓からは緑豊かな草原の中に古代ローマの遺構がちらほら見えるのが印象に残る。
第1レースは午後3時前後に始まり、一日6レース程度で最終レースが午後6時ごろといったプログラム。出走馬や発走時間などが載ったプログラムは競馬場のサイトから数日前に入手できる。

まずは正門をくぐる。入場無料。お姉さんがレーシングプログラムを配っているので受け取るが、A41枚でレースの名前・条件・距離、そして馬番に馬名に斤量くらいが載っているだけ。メインスタンドの前にタバコ屋があるが、肝心の競馬新聞を売っている気配がない。こうなるとオッズとパドックの気配だけで予想するしかなく、己の相馬眼が試される。


第1レース開始まで30分くらいだが、これが僅か4頭立てで人気が一本かぶりなので馬券的には全く面白くなく、馬券は2レースからに決定。この時間を使って競馬場を探索。広々とした右回りのコースで外が芝・中がオールウェザー、まだレースが始まってないとはいえ観客が少ないのは気になるところ。この日はPIZZA DAYS ROMAなるイベント開催日で、スタンド近くのテントにはビールにピザにジェラートが出店しているが、ピサがその場でピザ窯で焼くというのは流石はイタリア。本場のピザは配当で買い美味しくいただくもの、今はまだ我慢。


スタンド内にある馬券売り場だが、ローマの妙齢のお姉さま(男性も少々いる)がずらり並んでいるが、これで浮かれてはいけない。マークシートはないので馬券はイタリア語で口頭で買う必要がある。馬券の種類は以下の通りで、ワイドと3連単は発売するレースが限られる。数字と合わせて事前に覚えておかないといけない。
Vincente : 単勝
Piazzato : 複勝 (7頭までは2着払い、8頭以上は3着払い)
Accoppiata : 馬連 (馬券の印字は"Due"だったが)
Accoppiata Piazzata : ワイド
Trio : 三連単


パドックはスタンドから見てコースと反対側にあり、競走馬はまず装鞍所の前で回るがゼッケンは付けていない。装鞍しゼッケンを付けたところでパドックを周回するが、レース開始の10分前くらいにようやく登場し、5分前くらいまでパドックを周回する。それでも馬券購入に行列することはないので十分間に合う。


さて、事前情報が少ないので馬券は単勝を中心に攻めることとする。第2レースは1500mの2歳未勝利戦で9頭立て、9番の"Positive Reation"が断然良く見えるが上位人気が割れていて単勝3.1倍の2番人気、挨拶代わりに単勝を5€買ったところ直線で粘り強く逃げ残って1着、幸先よいスタート。3レースは2200mの3歳以上条件戦で5頭立て、レース名が"Siberian Express"で「シベリア超特急」かよと独りごちるが、上位人気2頭が見た目も良く手堅く銀行馬券の馬連2.36倍を仕留める。


少しプラスとなったところでビールにピザを美味しくいただく。ビールは何故か地中海の島国マルタのCISK。


第4レースは2000mの3歳以上牝馬限定のハンデ戦、馬連を狙ったが1着馬を買わずにハズレで女心は読めないもの。第5レースはオールウェザー1200mの3歳未勝利戦、見ただけで選んで買ったが1番人気馬がぶっちぎりの完勝。そして最終レースは1800mの3歳馬ハンデ戦、ハンデ戦らしく人気は割れたがパドックをじっくり見た己の相馬眼を信じて3番の"Sugar Beat"の単勝10€、これが見事に決まって60.4€の払い戻し。気分良く競馬場を後にした。

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