アフリカの西の果てへ(5) / カーボベルデの世界遺産へ

首都プライアからサンチアゴ島の各地にはミニバスで行く。ミニバスの出発地はParque 5 de Julhoの横で、トヨタのハイエースがずらりと並んでいるので分かる。車は新しめでダカールとは大違い。満席になったら出発。


20分ほどでカーボベルデ唯一の世界遺産、シダーデ・ヴェーリャに到着。今では少し可愛らしさもある小さな町だが、大航海時代は中継基地として栄えた港で、バスコ・ダ・ガマもコロンブスもマゼランも寄稿した歴史を有する。


まずは海沿いの道を登り小高い丘にあるカテドラルの遺跡へ。外壁が残るのみだが街の小ささと比べると規模はかなり大きく、繁栄していた時分が偲ばれる。


そして常夏の日差しを浴びながら登り坂を進み、サン・フェリペ要塞(Forte Real de São Filipe)へと足を進める。(街の中心からタクシーで行くことも可能)


登りきったところで、あまりの暑さに放牧の牛も木陰に固まっている。


城壁の内部は入場料が必要(500エスクード(CVE)または5€)。誰もいないように見えたので先に見学して入場料は後で払うかと思ったら、しっかり呼び止められた。内部は本格的な要塞で、丁寧に修復もされているのでなかなかの偉容である。しかも見学者は私一人だから独り占め。しかし、この写真だけならカリブ海の要塞と何ら変わらない。


城壁から外を眺めると、山側は河川が侵食したダイナミックな光景、海側は先ほど見学したカテドラルが見える。


要塞の見学を終え、シダーデ・ヴェーリャの中心街に戻る。今は小さな漁村であり、波打ち際に漁船の姿が見える。残念ながら砂浜ではない。


となると魚を食べようと海辺のレストランに向かう。3軒ほどが営業中。本日のプレート(prato do dia)の焼き魚にポルトガルの白ワインを合わせる。海を見ながらの魚は月並みな選択だが、地物はやはり美味しい。さらにコーヒーとデザートで締めるが、口の中でイベリア半島が蘇ってくる、やはりここは「ラテン」アフリカ。


シダーデ・ヴェーリャの見所としては、15世紀末の建築であるNossa Senhora do Rosário教会があるが、入り口の扉は閉まっており内部は見学できず。そして、広場に屹立する円柱は、その昔奴隷を晒し者にした遺構なのだそうで。


シダーデ・ヴェーリャの見学を終え、ミニバスでプライアのバスターミナルに戻る。バスターミナルの隣は市場なのだが、こちらは衣料品が中心で、プラトーの食料市場と比べると面白さに欠ける。


残りは土産の購入。音楽で有名な国なのでまずはCDショップで音源を渉猟。ホテルで教えてもらったのがHarmonia(発音はアルモニア)、ここは充実のラインナップで店主とやり取りし試聴しながら円盤を選ぶ。日本でも買えるが大物に敬意を評してCesária Évoraを1枚、店の一押しElida Almeidaを1枚、ジャケが気に入ったCremilda Medinaを1枚、などなど。どうしても女性が増えますな。10枚程度買ったので試聴版をサービスで1枚くれた。ちなみに場所はここらへん。


そして夜が来る。公園そばの博物館から市街地の夜景を眺める。コロニアルな建物が成す夜景はロマンチックだ。今宵もメインストリートでライブを聴く。しかし、名残惜しいが深夜のフライトでリスボンに行かねばならない。


プライアの空港、出国手続きは身体検査が厳しかった。マッサージかよというレベルで体の隅々までしっかり触られ、ズボンの中にまで手を入れてくる。隣の列を見れば制服のシスターが女性の係員に両胸をしっかり触られている。そこまでやるなら全身スキャナ導入しろよと思うが予算の問題で無理なのか。免税店はワインにリキュールと地元の酒がずらり。市中で買うより少々高いが、ここでまとめて買うという手もある。


[訪問:2018年10月]

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