アフリカの西の果てへ(3) / ダカールを巡る(後編)

ダカール巡りはまだ続く。

ゴレ島


ダカールの沖合に浮かぶ小島、ゴレ島を目指す。
タクシーで駅近くの港まで。港の入口で身分証を示す必要あり。乗船券は往復で5200FCFA(外国人料金)、出発まで30分強時間があったので文庫本を読んで時間をつぶす。出航の間隔は1-2時間で、ネットで時刻表を確認できる。いざ出航。ものの十数分でゴレ島の全景が見えてくる。


まずは南側に回り海洋博物館に歴史博物館。建物はフランス時代の洋館に要塞をそのまま使っているのでいい感じ、ただし中の展示は大したことがない。


そして港に戻る途中の道で素敵なコロニアルな風景がお出迎え。道沿いにカフェが並ぶが人気のスポットでテラス席は先客で埋まっていた。ここはあきらめて港のそばに密集するレストランでプレートランチの昼食、観光地なのでお値段は少々高め。


小腹を埋めた後は島内を散歩。有名な観光スポットだけあって道は綺麗に整備されており、色とりどりの建物を眺めながらの散策は西アフリカに居ることを少々忘れさせる。街並みの整備には日本の貢献もあるようで、JICAや三菱商事のプレートを時々壁に見る。セネガルは写真に撮られることを嫌う人が多いのでカメラを向けていないが、雑貨や服を売る店や果物を売る屋台もちらほら見かける。


教会もあればモスクもある。モスクの裏の小高い丘には登ることができるが、暑さのなかで登る体力がないので諦めてしまった。


散歩のお供に時々現れるのは猫。ゴレ島、ちょっとした猫島なようだ。


しかしながら、ゴレ島が世界文化遺産に登録されているのはコロニアルな街並みを評価されてのものではなく、大航海時代の負の遺産たる奴隷貿易の拠点であったからで、奴隷積み出しの基地が今なお残り博物館となっている。2階には当時の手錠などの展示が少々ある。1階は広い部屋をそのまま公開しているのみだが、これらの部屋が奴隷で埋め尽くされていた過去を真摯に振り返るのが、現代に生きる者の使命だと感じる。建物の意匠が優れているのが、かえって複雑な気持ちにさせるのだ。


ライブ


旅行先をセネガルにする動機の一つに音楽を挙げる人は結構いると思うし、私もその一人である。ではどこに行くか? となるとネットで探すほかないか。いろいろ探した結果としてライブを2箇所。ラテン音楽も受容されていてサルサクラブもあるようだが、短期滞在で日程が合わなかった。

まずは日本にもあるフランス語圏の語学・文化の発信源たるアンスティチュ・フランセ。ダカールではプラトーのほぼ真ん中に位置し、中庭のレストランがライブ会場になっているほか、映画の上映などもある。スケジュールはホームページに掲載されている。もちろんフランス語のみ。私が行った日のアーティストはJESSY LOREであった。ポップな曲の弾き語りを地元のビールを飲みながら聴く。フランス語の曲のほか、Stevie Wonderなど英語の有名曲もいくつか。しかし美人ですな。清潔な空間と品の良い客層とで、ここはおすすめ。


別の日には、こちらもプラトーにあるLe Viking Barで。どうみてもローカルバンドの演奏だが、打楽器入りが効いて、セネガル音楽らしい雰囲気を出している。ボーカルの声量も十分でなかなか良かった。


[2018年10月訪問]


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