アフリカの西の果てへ(3) / ダカールを巡る(前編)

セネガルの首都ダカール、西アフリカの代表的な首都であるだけに見所は各所にある。

アフリカ・ルネサンスの像




完成したのが2010年だからダカールの新名所。ダカールの北西部のワッカム地区、中心街からだとタクシーで10分強で行ける。私はワッカム地区の日本人宿に投宿したので歩いていったが、段々と銅像の姿が大きくなるのは心がときめく。斜め上に向け視線を一直線に合わせて写実的に人物を表現する特徴は偉大なる首領様の国の作品の特徴、見る人が見れば一発で分かる(笑)

入場料を払って銅像の中に入ると、客は私だけだったので英語のガイドが付く。まずはエレベーターで登ると展望台となっていてダカール市街地が一望できるほか、銅像に最接近して鑑賞するポイントでもある。


エレベーターを降りると展示室に案内される。ここはアフリカ・ルネサンスの像の完成を祝してアフリカ各地(西アフリカが多い)から贈呈された民芸品が陳列されている。さらに階段で下るとセネガルの文化紹介で、マネキンの楽団やら絵画やらが並ぶ。最後に案内された部屋は像の建設過程を説明したパネルが並んでいた。こちらの展示も悪くない。



ただ、数日間滞在しインフラ整備のアンバランスさを体験すると、こんなもの作る前に国費を投じる先はいくらでもあるだろと思うのだが。

市内観光



まずはサンダガ市場。マイフレンドとお決まりの文句を唱えて面倒くさい兄ちゃんがやってくる。市場を見るのは好きなのだが、一人振り切ったらまた一人、しつこい輩ばかりで早々に退散。カメラなんか構えたらカモになるの確実なので写真はこれだけ。


旧仏領なので市中にはカトリック教会がある。自由に入場できるので席に座り少々休憩、暑さを凌ぐ。


もっとも、セネガル国民の大半はムスリムである。ダカールのグランドモスクへ。かなり暑い日だったので木陰は休憩する人で取られている。イスラム教の国ではモスクにはムスリムしか入場できない、私も遠くから緑と白のコントラストが美しい建物を眺めるだけ。
モスクの周辺は市場が形成されていてかなり賑やか。屋台のアイスクリームを一つ買ったが、横に居たオネーチャンが図々しくも「私にも買って」、買うわけないだろ。


港のそばにはダカール駅があるが工事中。フランスの雰囲気が香る駅舎も外観を残して大改造の模様。十数年前まではここからマリのバマコまで国際列車が走っており、バオバブを眺めながらの車窓風景は「世界の車窓から」で紹介された。目下はどうやら新空港までのアクセス鉄道の工事のようだが、いったい何年後に完成するのやら。


ラック・ローズ




ここはダカール最終日に行った。先人の記録を参考にして路線バスを乗り継いで行ったのだが、乗り換え地点まで1時間、さらにラック・ローズまで1時間強と、市の中心からあまり離れていないというのに結構時間がかかる。途中で渋滞が多いのと、未舗装の細い生活道路をあえて走るバス路線の選択ミスが原因とみた。ラック・ローズ行きのバスが停車するあたりにサンドウィッチやコーヒーの屋台が林立している。

前日しっかり飲んだので遅めの出発となり、昼過ぎに到着。雑誌の記事にあるように全面ピンク色の幻想的な風景とはいかず、うっすら紅い程度。ボートの客引きがちらほらやってくるが、これならわざわざ乗るほどではない。それよりも、都会の喧騒を離れて静かに水辺の景色を鑑賞できるほうがお気に入り。湖畔をゆっくりと散歩。パラソルと椅子でも用意してくれればお金払ったのに。


ラック・ローズは塩湖なので塩の生産をしており、少々歩くと白い山を確認できる。なぜかここの船着き場だけは国旗が掲げられている。


この地はパリ-ダカール・ラリー(パリダカ)の終着地としても有名で、湖畔には記念碑がある。篠塚建次郎が三菱パジェロを駆って優勝したのが1997年、優勝のシーンはニュースで見て感動を覚えたが、20年を経てようやくその地にたどり着いたことになる。ただ、サハラ地域の治安が大幅に悪化したため、今やパリダカは南米開催となりパリにもダカールにも立ち寄らない。イスラム過激派を抑えられない現況を鑑みればダカールにラリーが戻る日は相当遠くなりそうで、記念碑があるだけでもありがたい、のかもしれない。


ここらあたりがゴール地点だったのであろうか。


最後に遅い昼食で、レストランでセネガル料理の代表格たるチェブジェン。味付けは濃い目、ライムを絞るとちょうどよい。


[訪問 2018年10月]

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