新しき国 / ディリ町歩き

葉書を出すのに間に合ったので、あとは市内観光。一国の首都といっても人口十数万人の小都市なので半日もあれば見て回れる。


起点となるのは港に面する白壁の立派な国会議事堂、おそらく現在のディリで最もポルトガルを感じる建物かもしれない。何か騒がしいなあと思っていたのだが、何かの演物の練習なのか職員の皆様含め大所帯で真ん前で踊っている、なんとも小国の首都らしい光景だ。


国会議事堂から海側に目を向ければ漁をする小舟が浮かぶ長閑な港町の景色が出迎える。奥に見える丘の上には名物のキリスト像、タクシードライバー曰くリオデジャネイロに次ぐ大きさを誇るとか。もちろん明日行く予定にしてある。


旧ポルトガル植民地ということもあり東チモールの宗教はカトリックがほとんど。中心街の西側にあるカテドラルへ向かうが、見ての通りの真新しく簡素な建物でコロニアルな雰囲気というものは全くない。前世紀後半の度重なる戦闘の果てに以前あった教会は破壊されたのであろうか。途中の5月5日公園(地名に日付が入るのがラテン系言語の国らしいが)の像が何とも不思議でついカメラに収めてしまう。


町歩きで目立つのは"UN"の二文字。国連の施設が市中に点在しており国造りを支援しているのは報道等で理解はしているが、"UN"とドアに大書された車両がタクシー並みに多いとまでは思わなかった。逆に東チモールの警察官が立つのはあまり見かけない。まさに国連に治安を任せきりの有様で、「国連信託統治領」なんて忘れかけた言葉がピタリと当てはまる。

ここで「帰りのフライトはリコンファームするように」と強く言われたことを思い出し、見かけた旅行代理店に入りメルパチの事務所を聞きタクシーで向かう。閉店時間ギリギリだったが何とか間に合いリコンファーム完了。旅行代理店の人によれば土曜日のディリ発は非常に混雑し満席もしばしばとのこと。週末にバリまで買出しにでも出かけるのだろうか。往復席を確保した上で航空券を購入したのは正解だった。


隣はスーパーなので商品を見る。品数は豊富なのだが、予想通りとはいえ生鮮食料品を除けばほぼ全ての売り物が輸入品。国産品の代表格はコーヒー豆で大量に売っている(500gで2US$-4US$程度)が、あとはミネラルウォーターさえ隣国インドネシア産という有様に、独立して8年を経過してなお産業育成が伴っていない現況が垣間見える。"One Village One Product"の棚を発見、こんな所まで日本伝来の一村一品運動が展開されているのは凄いのだが、残念ながらおつまみの豆とココナツオイルしか商品がない。

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